耳が詰まる?耳管開放症かも!?/吉祥寺エリアの鍼灸院といえば吉祥寺αはりきゅう院

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耳が詰まる?耳管開放症かも!?

なかなか聞き慣れない耳管開放症。西洋医学のお薬ではなかなか改善しないことも多い耳管開放症。 鍼灸での治療効果が期待できるんです!

耳管開放症ってどんな病気?

耳管開放症(じかんかいほうしょう)は、中耳と咽頭(のどの奥)をつなぐ耳管が異常な開放状態になるります。
正常な状態では、耳管は通常閉じていて、咽頭と中耳を隔てていますが、耳管開放症では耳管が不完全な閉鎖となり、常に開いた状態になってしまいます。

耳管の正常な機能は、中耳内の空気の圧力を調節し、外部の大気圧とのバランスを保つことです。
耳管の開閉は、咽頭の筋肉や口や鼻の動きによって制御されます。
しかし、耳管開放症ではこの制御がうまく働かず、中耳と咽頭の間に常に空気や液体が往来する状態となってしまうために不快な耳の症状が出てしまいます。

耳管開放症の不快な症状ってどんなもの?

【耳抜きがしやすい感覚】
耳抜きをすることなく、耳の圧力の調整が頻繁に行われる感覚があります。
このため、耳抜きがしやすくなると感じることがあります。

【自分の声や呼吸音が大きく聞こえる】
耳管の異常な開放によって、自分の声や呼吸音が通常よりも大きく聞こえることがあります。
これは、咽頭と中耳の間に空気や液体が往来するためです。

耳の詰まり感や不快感:耳管の異常な開放によって、耳に詰まった感じや耳の内部が不快な感覚になることがあります。

【耳からの液体排出】
耳管開放症によって中耳にたまった液体が、耳から排出され流れ出ることがあります。

【耳鳴りや難聴】
耳管開放症によって、耳の内部の圧力の調節が乱れることが原因で、耳鳴りや難聴の症状が生じることがあります。

【不安感やストレス】
耳管開放症による不快感や耳の症状により、不安感やストレスが増えることがあります。

耳管開放症の症状は軽度から重度までさまざまであり、症状の程度や個人差によって、日常生活に与える影響も異なります。
症状が持続する場合や不快感が強い場合は、耳鼻咽喉科医に相談して適切な診断と治療を受けることが重要です。

耳管開放症になる原因は?

・耳感染症:耳管に炎症を起こす耳感染症(中耳炎など)で、耳管が開放されることがあります。
・鼻炎や副鼻腔炎:鼻や副鼻腔の炎症やアレルギー反応により、耳管が開放されることがあります。
・耳の外傷や手術:耳の外傷や手術によって、耳管の構造や機能に影響が及ぶことがあります。
・筋肉の異常:頸部や咽頭の筋肉の異常によって、耳管が開放されることがあります。
・妊娠中:中期以降に多いようですがホルモンバランスの変化の影響で耳管開放症になることもあります。

耳管開放症は、これらの要因によって中耳と咽頭をつなぐ耳管の正常な機能が崩れることで引き起こされます。
その結果、中耳と咽頭の間に空気や液体が常に往来する状態になり、症状が現れることがあります。

耳管開放症の治療

管開放症の治療は、症状の原因によって異なります。
一般的には、耳管開放症の症状が軽度である場合や、自然に改善されることが多いため、保存的な管理が行われることが多いです。

例えば…
・鼻腔を清潔に保つこと
・喫煙やアルコールの制限
・体位変換
・頭の位置を変えること
などで症状の緩和を図れることがあります

・薬物療法:耳管の炎症や鼻腔の問題が原因の場合、抗生物質や抗炎症薬が処方されることがあります。また、鼻づまりを緩和する薬も使用されることがあります。

耳管開放症でできるセルフケア

・咳やくしゃみをする際に口を開けることで、耳管の開閉を促進する。
・頭の位置を変えてみることで耳管の開閉を試みる。(例えば、うつ伏せに寝ると耳管が開きやすくなる場合がある)
・喫煙やアルコールの摂取を控える。
・粘膜を刺激することで耳管の開閉を促進する。(例えば、カプサイシンを含む食品を摂取する)

耳管開放症の東洋医学的な診かた

東洋医学では、耳管開放症の原因を体のエネルギーのバランスや臓器の機能の異常と捉え、経絡の調整や鍼灸、漢方薬などの治療法を用いて体内のバランスを整えることが考えられます。

気の不調和

東洋医学では、体内を巡るエネルギー「気」がバランスを保つことが重要です。
気の流れが滞ったり、過剰になったりすることで、耳管の正常な開閉を妨げると考えられます。
気の不調和によって耳管が過度に開放されることで、耳管開放症の症状が現れると考えます。

肝気鬱結

東洋医学では、肝気鬱結と呼ばれる状態が耳管開放症の原因といわれます。
肝気鬱結は、ストレスや感情の不調和によって肝臓のエネルギーが滞り、耳管の開閉を調節する機能が乱されます。

脾胃虚弱

脾胃(胃と腸)の虚弱が、体内のエネルギーの供給や調節に影響を与えます。
脾胃虚弱によって耳管の機能が弱まり、開閉がうまく行われないと考えられます。

当院での耳管開放症にする鍼灸治療

まず鍼灸治療の第一の目的は、耳の周りを鍼灸で刺激することにより内耳の血液循環を改善することです。
耳周辺の治療穴として「翳風」「耳門」「聴会」「聴宮」などを用います。
内耳の血流不足を改善するという点から、頸肩部周辺や耳周辺の経穴にも鍼をして筋緊張を緩めることで循環の改善を図ります。

また、背部にある「腎」や「肝」の重要なツボを刺激することで、「腎」「肝」の機能回復を促します。

併せて、全身の調整を図り自律神経のバランスを整えることで、人間が本来持っている自然治癒力を高めます。
鍼灸治療は、交感神経を抑制し副交感神経の働きを促すばかりでなく、双方の神経の活動量を高めて自律神経のバランスを整えることができます。

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