内耳炎とは
「耳の奥が痛い」「ぐるぐる回るようなめまいが続く」「耳鳴りが止まらない」
もしかして、それは内耳炎かもしれません。
内耳炎は、平衡感覚や聴覚を司る内耳に炎症が起こる病気です。
原因は様々ですが、ウイルス感染や細菌感染、ストレス、疲労などが考えられます。
症状
・激しいめまい
めまいは強く、回転を伴い長時間続くこともあります
・吐き気、嘔吐
めまいの症状が強いと、吐き気や嘔吐を引き起こします
・耳鳴り
「キーン」や「ピー」など高い音の耳鳴りが多い傾向があります
・難聴
内耳に炎症が起こっているため、一時的にまたは、慢性的に聴力低下がおこります
・耳の閉塞感
内耳に炎症が起こっているため、耳の閉塞感や圧迫感、音が反響するなどの症状が現れます
東洋医学的からみる内耳炎
東洋医学では、内耳炎の原因を「腎」「肝」のバランスが乱れていると考えられています。
腎: 腎は聴覚(耳)と密接に関係しており、腎のエネルギーが低下すると耳の不調が現れやすくなります。
肝: 肝はストレスや血と関係し、肝の気が滞ると耳鳴りや耳の緊張感が現れやすくなります。
内耳炎の鍼灸治療について
鍼灸治療は、内耳炎の症状緩和に効果が期待できると考えられています。
その理由としては、以下の点が挙げられます。
1.血行促進効果
鍼灸刺激は、血管を拡張させ、血流を促進する効果があります。
内耳の血流が改善されることで、内耳の機能が活性化し、炎症の治癒を促す効果が期待できます。
2.自律神経の調整効果
ストレスや疲労は、自律神経の乱れを引き起こし、内耳炎の症状を悪化させる原因の一つと考えられています。
鍼灸治療は、自律神経のバランスを整え、心身のリラックスをもたらす効果があります。
3.免疫力向上効果
鍼灸刺激は、免疫細胞を活性化させ、免疫力を高める効果があります。
免疫力が高まることで、内耳炎の原因となるウイルスや細菌への抵抗力が高まり、症状の改善につながると考えられています。
まとめ
内耳炎は、日常生活に大きな支障をきたす辛い病気です。
鍼灸治療は、内耳炎の症状緩和に効果が期待できる治療法の一つです。
耳鼻科での治療だけでは、なかなか治らない、、
という方は、ぜひ一度、鍼灸治療を試してみてはいかがでしょうか。
ご相談お待ちしております。