症例 60代女性
この患者様は10代のころから薬0年近く副鼻腔炎にお悩みでした。
手術も3度しており、10年ほど前に手術を受けて一時的に症状は治まったが、ここ最近粘性の黄色い鼻汁と後鼻漏、悪臭、頭痛まで出るようになり当院に来院されました。
当院の自律神経測定器で自律神経の状態を測定したところ、交感神経がかなり優位になっており体が緊張状態から抜けにくい状態になっていました。
また過去に頸椎ヘルニアも患っており、姿勢が悪く頭が極端に前に出ている状態でした。
治療
副鼻腔炎はストレスの影響を非常に受けるので、まずは自律神経の調整を行い交感神経と副交感神経のバランスを整える治療を行いました。
それと同時に姿勢が悪いことで首肩腰全体の筋肉の硬さや重たさも感じていたのでそれらの筋肉を緩める治療も行いました。
うつ伏せで自律神経と首肩腰の調整を行った後、仰向けで鼻周りのツボへ鍼治療を行い顔の血流を促進するように治療を行いました。
治療経過
1回目
後鼻漏、鼻のつまり感は大きく変化なし。
腰が軽くなり階段が上がりやすかった。
2回目
治療を受けて帰宅後数時間ほど鼻の通りが良くなった。
鼻が通るのは1年に数回あるかどうかとのこと。
4回目
前頭部の痛みが消え、鼻も薄皮が一枚取れたような感じで少しずつ良くなっている。
5回目
治療後数日鼻の通りが良かった。
このころから姿勢も良くなり、極端な猫背姿勢は改善されてきている。
8回目
治療間隔が2週間空いてしまったが前ほど辛くはない。ただ間が空くとまだ後鼻漏がひどくなる。
2025年1月現在完治に向けて治療継続中。