ストレートネックとは?
ストレートネックとは、頸椎(首の骨)は本来前側に湾曲があるのに対して、長時間のスマホやデスクワークで下を向く時間が長くなることで首の前側の筋肉が固くなり本来の湾曲がなく背骨がストレートになった状態を言います。
ストレートネックの方の特徴として頭が前に出ている姿勢が目立ちます。
またそれに伴い猫背にもなっているのでとても姿勢が悪く見えてしまいます。
ストレートネックによる様々な問題
ストレートネックの状態になると首全体の筋肉がかなりガチガチに固まります。
猫背姿勢も伴うので肩から背中の筋肉も硬くなり、辛い肩こりの症状が出たり、ひどい場合には頭痛までも出現します。
また本来は湾曲がある頸椎がまっすぐになっているため、頸椎の前側にある椎間板に負荷がかかります。
この椎間板に慢性的に負荷がかかり続けるとヘルニアを発症し手の痺れをきたしてしまいます。
ストレートネック方は呼吸も深くし辛くなっているので代謝が落ちてきます。
代謝が悪いと痩せにくくなったり、老廃物を出す力も弱まるため大きな病気の引き金になってしまう可能性も出てきます。
それだけ姿勢というのは大事になってきます。
ストレートネックの原因となる筋肉
ストレートネックの方は主に3つの筋肉が固くなることで背骨の湾曲がなくなります。
①胸鎖乳突筋
首の前側の横のついている筋肉です。振り向く動きの時に働きますが、頭が前に出ている姿勢では左右両方の筋肉がとてもガチガチになります。
この筋肉は脳神経が直接支配しているので自律神経系とも密接な関係があります。
斜角筋
前斜角筋と中斜角筋があり、2つの間を腕神経叢という指先まで繋がる大きな神経が通っています。
この筋肉が固くなると腕に痺れが出たり、指先が冷えやすいといった症状が出てきます。
後頭下筋群
大後頭直筋、小後頭直筋、上頭斜筋、下頭斜筋の4つの筋肉で構成されます。
ストレートネックの方は前を向くために後頭下筋が過剰に働きます。
そうするとこれらの筋肉を介して背中が緊張したり、頭痛を引き起こしたりします。
また眼と密接な関係があり、眼精疲労に効く天柱(てんちゅう)というツボもあります。
それら以外にも原因となる筋肉は人それぞれ多少異なりますが、ほとんどの方が共通しているのはこの3つになります。
最初に挙げた「胸鎖乳突筋」は比較的触りやすい筋肉ですので、ぜひセルフケアとしてご自身でもマッサージなどをしてみてください。
やり方は、まず顔をほぐしたい側と反対の方へ向けます(右をほぐす時は左を向きます)。そうすることで右側の胸鎖乳突筋が盛り上がってくるのでその筋肉の真ん中あたりを軽くつまみます。
軽くつまんだら顔を正面に戻すと筋肉が緩むのでマッサージしやすくなります。
ほぐす時はつまんだまま10秒軽く圧迫して戻すを何度か繰り返しながら耳の付け根までほぐしてあげるとスッキリするかと思います。
かなりガチガチになっている人はつまんだだけでジ~ンと響く感じが出ます。
肩こりや頭痛でお悩みの方は鍼灸治療をお試しください!
鍼灸治療と聞くと痛そうというイメージが強いかと思います。
当院の鍼灸治療は痛くないけど効果が出るをモットーに治療しております。
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