帯状疱疹とは？
帯状疱疹とはヘルペスウイルスの一種である水痘、帯状疱疹ウイルスによって引き起こされた感染症です。多くの方が幼少期に水疱瘡とよばれるものにかかり、一旦症状が治った後もウイルスは神経に潜伏します。そして大人になって加齢、ストレス、疲労など免疫機能が下がったときに帯状疱疹として出現します。
帯状疱の好発部位
1番多いのは肋間神経痛で肋骨に沿って痛みが出現します。
次いで三叉神経痛(顔面部)にも見られます。
まれですが坐骨神経に沿って下肢に痛みが出たり、上肢に出る人もいらっしゃいます。
帯状疱疹後神経痛とは？
帯状疱疹後神経痛とは、帯状疱疹が消失後も強い疼痛が持続し、3か月以上経過して残存する神経痛のことを指します。
帯状疱疹ウイルスが神経を損傷することによって発症すると言われます。
帯状疱疹後神経痛の鍼灸治療
帯状疱疹または帯状疱疹後神経痛は自律神経と密接な関りがあります。
まずは自律神経の状態を整え免疫力を上げていくことで回復力を高めます。
自律神経の治療後に肋間神経痛であれば神経の根本となる背骨の部分に鍼を刺し電気を流します。
三叉神経痛であれば神経の出口付近に鍼を刺し電気を流すことで神経の回復を促します。
また痛みが出ている部位を覆うように鍼を刺したりお灸をすることで痛みの緩和を図ります。
最後に
帯状疱疹後神経痛の痛みは激痛を伴う方が多く、日常生活の質を著しく低下させてしまいます。
そういった方が一人でも減らせればという思いで日々治療に励んでおります。
辛い症状でお困りの方は一度当院へご相談ください。
