腰痛とは？

腰痛は、腰の部分に感じる痛みや不快感を指す一般的な症状です。
原因はさまざまで、急性の外傷や、
慢性的な、姿勢の悪さ、筋肉や靭帯の損傷、椎間板ヘルニア、変形性脊椎症、骨粗しょう症などもあります。
また、精神的なストレスや緊張から腰痛を訴える方もおられます。


腰痛は大きく分けて「急性腰痛」と「慢性腰痛」に分類されます。
・急性腰痛　→　一般的に短期間で症状が現れる、筋肉の捻挫やぎっくり腰
・慢性腰痛　→　3か月以上続く腰の痛み、日常生活や仕事に伴うものが多い

腰痛へのアプローチ方法

1.安静と姿勢の改善
腰痛の初期段階では、無理をせずに安静にすることが重要です。
座っているときや立っているときは、腰に負担がかからないように姿勢に注意しましょう。

2.ストレッチとエクササイズ
腰の筋肉や周囲の筋肉を強化するためのストレッチやエクササイズが効果的です。
特に、腰回りの筋肉、腹筋、臀部の筋肉を鍛えることで腰への負担を軽減できます。
ヨガやピラティスも、柔軟性を高め、腰痛の予防や改善にも取り組んでいます。

3.温熱療法・冷却療法
急性腰痛には、最初は冷却療法（アイスパックなど）を使って炎症を抑えることが重要です。
痛みが治まってくれば温熱療法（ホットパック、温泉、温かいシャワーなど）で血流を改善し、
筋肉の緊張をほぐすことが大事です。

4.薬物療法
痛みが我慢できない方には、鎮痛剤が処方されることがあります。
場合によっては、病院などで筋肉を緩める筋弛緩薬や局所麻酔薬も用いられることがあります。

5.物理療法
整体やマッサージ、理学療法士による治療も、腰痛の改善に役立ちます。
腰や背中の筋肉の緊張をほぐし、関節の可動域を広げるためのマッサージや施術が行われます。
電気刺激、超音波、レーザーなどの物理療法も使用されることがあります。

鍼灸治療でのアプローチ方法

鍼灸治療でのアプローチ方法は、腰だけでなく関連する背中やお尻にも鍼を行います。
腰痛の治療においてかなり有効な選択肢の一つです。
特に、慢性的な腰痛や筋肉の緊張に効果があるとされています。
鍼治療は血行を促進し、痛みを緩和するため、薬物に頼らない治療として人気があります。

表面の筋肉が固い場合は、浅く鍼を行い硬くなっている筋肉を緩めます。
深い筋肉が固い場合は、鍼を少し深く入れ深層の筋肉に当たるようにアプローチします。
マッサージで深い筋肉までは届きませんが、鍼なら深い筋肉にも届くのでかなり腰が軽くなります。

筋肉やツボを刺激し固まっている原因を取り除けるように治療していきます。
必要に応じて電気治療も行いますが、心地いい電気になるのでリラックス効果も期待できます。


慢性的な腰痛は、深い部分での筋肉の固さが原因のこともあるので、
鍼灸治療で緩め、痛みのない身体を目指しましょう！！