寒暖差アレルギーについて
寒暖差アレルギーは、約7度以上の寒暖差によって引き起こされるアレルギー症状です。また、「血管運動性鼻炎」ともいいます。
主な症状には、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、咳、喉の痛みなどがあります。風邪や花粉症と症状が似ていますね。
原因
寒暖差アレルギーの主な原因は、急激な温度変化による自律神経の乱れです。寒暖差が激しいと、体温を調節するために自律神経が過剰に働き、これがアレルギー反応を引き起こします。また、体が冷えたり温まったりすることで、血管が収縮・拡張を繰り返し、鼻粘膜が刺激を受けやすくなります。
自律神経について
自律神経とは代謝や体温などを24時間コントロールする神経です。自律神経は、交感神経と副交感神経という働き方が異なる2つに分かれています。
交感神経は身体を活発に動かすときに働き、副交感神経は身体を休めるときに働きます。
寒暖差アレルギーの症状
くしゃみ、鼻水、鼻づまりに加えて、咳や頭痛、蕁麻疹、食欲減退などがあります。
寒暖差アレルギーの場合の鼻水には、「無色透明でサラサラしている」という特徴があります。
寒暖差アレルギーに対する鍼灸治療
自律神経の調整
自律神経のバランスを整え、アレルギー反応を予防します
免疫機能の強化
全身の血流を改善し、免疫力を高めます
その他症状に対しての局所的な治療で、辛い症状を改善します。
寒暖差アレルギーに効くツボ
寒暖差アレルギーに効果のあるツボについて紹介します
迎香
鼻の横にあるツボで、鼻の症状に効果的です。
合谷
手の甲の親指と人差し指の間にあるツボで、全身の調整に役立ちます。
外関
手の甲側で、手首の中央から肘に向かって指3本分上のところにあるツボで、冷えの症状に効果的です。
天突
首の前面、喉仏の下にあるツボで、喉の症状に効果があります。
足三里
膝の外側でお皿から指4本分下にあるツボで、全身の免疫力を高めます。