冷え性って
冷え性(ひえしょう)は、体温が低い状態が持続しやすく、特に手や足などの末端が冷えやすい状態を指します。
この症状は個人差があり、一部の人は通常よりも顕著な冷えを感じることがあります。
冷え性の症状
【手足の冷え】
特に冷たさを感じやすいのが手や足の末端です。
指先やつま先が冷たく感じられ、冷えた状態が持続することがあります。
【寒がり】
周囲の気温が適切であるにもかかわらず、寒さを感じやすい傾向があります。
【冷えからくる症状】
冷え性の人は、冷えによって引き起こされる症状を経験することがあります。
例えば、手足のしびれや痛み、関節のこりなどが挙げられます。
冷え性の原因
冷え性の原因は複雑で、個人差が大きいです。
【血行不良】
血液の循環が悪くなることで、末梢の体部が十分に温まりにくくなります。
【筋肉の収縮不足】
筋肉が適切に収縮しないことで、体温の維持が難しくなります。
筋肉量が少ないのも筋ポンプの力が不足して原因となります。
【代謝率の低下】
代謝が低下すると、体内のエネルギー生産が不足し、体温が低くなりやすくなります。
【ホルモンのバランス】
特に甲状腺ホルモンのバランスが崩れると、体温の調節が難しくなります。
冷え性の対策
【適切な服装】
寒冷な環境にいる場合は、暖かい服を着用しましょう。
特に手や足首、頭部などの末端を保温することが重要です。防寒対策をしっかり行うことで、体温の低下を防げます。
【屋内の温度調整】
屋内でも快適な温度を保つことが大切です。
適切な暖房を利用し、寝るときも適度な室温を保つようにしましょう。
【温かい飲み物の摂取】
温かい飲み物を摂ることで体温を維持しやすくなります。
ハーブティーや温かいスープが適しています。
【適度な運動】
運動は血行を促進し、体温を上昇させる助けになります。
特に有酸素運動やウォーキング、ヨガなどがおすすめです。
【血行促進のマッサージ】
末梢部分を中心に行うマッサージは血行促進に寄与し、冷え性の改善に役立ちます。
特に手や足を中心に行うと良いでしょう。
【温浴】
ぬるめのお風呂や温泉などに入浴することで、体温を上昇させ、筋肉をほぐすことができます。
ただし、入浴の際には体調や健康状態に留意してください。
【ストレッチやウォーミングアップ】
筋肉を十分に動かすことで体温が上昇し、寒さを感じにくくなります。
特に寒冷な環境に出る前にウォーミングアップを行うと効果的です。
当院での冷え性にする鍼灸治療
上に挙げたような原因の回避や対策をしてもなかなか改善しない冷えは…
鍼灸治療で体質改善することで、根本治療していくのがおすすめです。
【自律神経を整える】
自律神経は循環や、ホルモンバランスの調整など人の体の調整を統括しており、まずここを整えてあげることで、巡りが良くなり冷えの改善の基礎づくりができます。
当院では、第一に全身の調整を図り、自律神経のバランスを整えます。
施術をする前に自律神経測定器を用いてその時の自律神経の状態を把握してから施術に活かしていきます。
【巡り(循環)を良くする】
自律神経を整える鍼の効果に加えて、全身的に鍼灸施術をすることで全身の循環バランスを整えます。
冷えや虚している所に刺激を加えてあげるイメージです。
【代謝をあげる】
血流が良くなることや、筋肉が柔らかく動くようになることで全身の代謝も上げることができます
【ホルモンのバランスを整える】
自律神経に支配されているホルモンバランスです、鍼灸でのアプローチ方法としては自律神経を整えるはりで治療していきます。
【足太陰脾経のツボ】
冷え性の改善には、脾経のツボも重要です。
足太陰脾経に沿ってあるツボを刺激することで、脾経の調整を行い、体のエネルギー循環を改善します。
【腎経】
腎経のツボである腎実は、腎の機能をサポートし、体を温める効果が期待されます。
腎は東洋医学では体の基本的なエネルギー源とされています。
【腹部の鍼灸】
冷え性の改善には腹部に鍼刺激をします。
特に脾胃のツボや経絡にアプローチし、消化器系の調和を図ることも大切です。