起立性調節障害って?/吉祥寺エリアの鍼灸院といえば吉祥寺αはりきゅう院

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起立性調節障害って?

起立性調節障害で辛い症状…  鍼灸治療で巡りを良くして補っていきませんか?

起立性調節障害って…?

起立性調節障害は、自律神経系の異常で循環器系の調節がうまくいかなくなる状態です。
起立性調節障害は小学高学年~中学生に多くみられますが、この時期は第二次性徴期とも重なり、身体のさまざまな機能が大人へと変化していく時期です。
この変化は自律神経系にも起こるため、循環器系の調節がうまくいかなくなることがあります。

例えば…
通常、立ち上がりや体位を変える時、体は血液を上半身に供給するために心臓と血管系を調節しますが。
起立性調節障害の場合は、この調節がうまくいかず、立ちくらみ、めまい、動悸、疲労感、頭痛などの症状が起こることがあります。
これは自律神経疾患なので身体的要素以外に、精神的、環境的要素も関わって起こると考えられます。

また、真面目で気を遣うタイプの子どもが起立性調節障害になり易いと言われ、これはストレスをため込みやすいという精神的、環境的要素に関連すると考えられます。

その症状…起立性調節障害?

・めまいやふらつき:
  立ち上がる時にめまいやふらつきが生じ、立っている間続く事があります。
  これは、血液が適切に供給されないことが原因とされています。

・動悸(心拍数の増加):
  立ち上がるときや立っているときに心拍数が急激に増加する事があります。
  この現象は「起立性頻脈」と呼ばれます。

・低血圧:
  立ち上がると血圧が急激に下がり、めまいや立ちくらみの原因となります。

・疲労感:
  常に疲れや弱さを感じることがあります。
  この疲労感は慢性的であり、日常生活に影響を与えることがあります。

・頭痛:
  頭痛や頭の重さがみられることがあります。

・消化器症状:
  患者は胃腸の異常な動きや機能障害を経験することがあります。
  吐き気や腹痛も見られることがあります。

・視覚異常:
  ぼやけた視界や視覚異常が報告されることがあります。

・対立性の不安やうつ症状:
  症状が慢性的である場合、精神的な影響も見られることがあります。

・集中力の低下:
  立ち上がったりする事が難しく、学業や日常生活に影響が出る事があります

・失神や意識の喪失:
  一部の患者では、立ち上がると失神や意識の喪失が起こることがあります。
  これは血流が十分でないために脳への酸素供給が不足するためです。

・体温の調節の障害:
  体温が上昇しやすいことや、逆に寒く感じることがあります。
  これは交感神経と副交感神経の調節が影響を受けている可能性があります。

起立性調節障害って…体の中で何が起こってるの?

起立性調節障害では、通常体が体位を変えたり、立ち上がったりする際に行われる血圧や血液の調節がうまく機能しなくなります。
通常、体が垂直の位置に移ると、重力の影響で血液が下半身に集まりやすくなります。
体はこれに対応して、心臓と血管系を調整して、十分な血液が脳に供給されるようにします。

起立性調節障害の人では、この調節がうまくいかず、血圧が急激に下がったり、心拍数が異常に速くなったりすることがあります。
これにより、脳に十分な酸素や栄養が供給されず、めまい、立ちくらみ、動悸、疲労感、頭痛などの症状が現れることがあります。

一般的なメカニズムとしては、自律神経系の異常や血管の問題が関与している可能性が考えられています。
自律神経系は体の自動調節を担当しており、血圧や心拍数などの機能を調整します。
起立性調節障害の場合、この自律神経の調節がうまく機能せず、血圧や心拍数の変動が問題を引き起こすことが考えられています。

東洋医学的に診た起立性調節障害

【気の不調和】
中医学では、「気」が体内を巡り、生命のエネルギーと考えられています。
起立性調節障害の症状は、気の流れが不調和になり、血液やエネルギーの運行が円滑でないことに関連していると捉えることがあります。

【陰陽の不均衡】
中医学では、「陰陽」の概念が重要であり、これは相反する力やエネルギーのバランスを指します。
起立性調節障害が陰陽の不均衡に関連していると考えることがあります。

【血液の滞留】
中医学では、「血」もまた重要な要素であり、血液の滞留や循環の不足が起立性調節障害の症状に影響を与えると解釈されることがあります。

【臓腑の関与】
中医学では臓腑(脏腑)が体の機能と関連しており、起立性調節障害の病態を特定の臓腑の不調に結びつけることがあります。
例えば、心、脾、腎の不調和が考えられる場合があります。

起立性調節障害の当院での鍼灸治療とは

【気の調整】
鍼灸は経絡やツボを刺激することによって、気の流れを調整し、バランスを取る効果があるとされています。
気の不調和が起立性調節障害の原因と考えられる場合、適切なツボに鍼を刺すことで気の流れを整え、体内のエネルギーのバランスを回復させることが期待できます。

【陰陽の調和】
鍼灸は陰陽のバランスを取る働きがあるとされています。
起立性調節障害が陰陽の不均衡に関連していると考えられる場合、鍼灸を用いて陰陽のバランスを調整し、体内の調和を促進することが期待できます。

【血液の活性化】
鍼灸による刺激が血行を促進し、血液の滞留を解消する効果があるとされています。
起立性調節障害において血液の循環が問題とされる場合、鍼灸が血液の流れを改善し、組織に適切な酸素と栄養を供給する効果が期待できます。

【臓腑の調整】
鍼灸は臓腑の機能を調整する働きがあるとされています。
例えば、心臓や腎臓の機能が起立性調節障害に影響を与えている場合、対応する経絡やツボを刺激することで臓腑の調和を図ることができます。

ご自宅でできる対策

起立性調節障害を持つ子供に対する自宅での対策は、医師の指示や助言に基づいて行うことが重要です。
以下は一般的なアドバイスであり、具体的なケースによって異なるため、専門医と相談しながら調整することが重要です。

【水分補給】
起立性調節障害の患者は血圧低下が起こりやすいため、適切な水分補給が重要です。
ただし、飲みすぎに注意してください。水分補給の方法や適切な量について医師に相談してください。

【塩分摂取】
塩分の摂取が起立性調節障害の症状を軽減することがあります。
医師の指示に従って、適切な量の塩分を摂るようにしてください。

【頻繁な小食】
大量の食事は血液が胃に引き寄せられ、症状を悪化させる可能性があります。
代わりに、頻繁かつ小さな食事を心がけましょう。

【ゆっくりとした起床】
寝起きの際に急激に起き上がると、めまいや立ちくらみが引き起こされる可能性があるため、ゆっくりと起き上がるように心がけてください。

【適度な運動】
医師の指導に基づいて、軽い運動を取り入れることが良い場合があります。
長時間の立ち仕事や座り仕事は避け、定期的に体位を変えるように心がけましょう。

【温度調節】
熱中症やめまいを防ぐために、暑い環境での過ごし方に注意し、冷却対策を行います。
冬の寒い時期は循環が悪くなりやすいのでしっかりと温めてあげることも大切です。

【休息】
症状が悪化したときは、十分な休息をとりましょう。
休息は症状の軽減に寄与することがあります。

これらの対策は、あくまで一般的なアドバイスであり、個別の状況によって異なります。
必ず医師に相談し、適切なアプローチを見つけるよう努めてください。

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